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オープンなオフィス空間におけるビデオ会議の音対策を音響、オフィス什器、ビデオ会議の専門家が共同検証

2019.2.12

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2019年2月12日
NECネッツエスアイ株式会社
ヤマハ株式会社
イナバインターナショナル株式会社

NECネッツエスアイ株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役執行役員社長:牛島 祐之、東証:1973 NESIC、以下NECネッツエスアイ)、ヤマハ株式会社(本社:静岡県浜松市、代表執行役社長:中田 卓也、東証:7951、以下 ヤマハ)、イナバインターナショナル株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:仁宮 順一、以下 イナバ)は、各社が持つ知見を結集し、オープンなオフィス空間でビデオ会議システムを利用する際に顕在化する「音の課題」の対策に関する検証結果を公開します。

昨今、ブロードバンド回線の普及、働き方改革やテレワークを推進する企業の増加に伴い、ビデオ会議システムの導入が進んでいます。在宅勤務者やサテライトオフィス勤務の拡大に伴って様々な場所で働くメンバーと、オフィスで働くメンバーを映像と音声でつなぐニーズが高まっており、ビデオ会議システムは、これまでの閉じられた会議室での利用だけでなく、オープンなオフィス空間での利用が増えています。
NECネッツエスアイは、簡単な操作で高品質のビデオ会議サービス「共創ワークソリューション Zoom」(注1)を利用した社内外とのミーティングを1か月あたり約4,500回実施していますが、オープンなオフィス空間でビデオ会議システムを利用する場合、会議システム利用者はまわりの声が気になる一方で、周囲の座席では会議システムのスピーカーから発する音をうるさく感じることが課題となっています。今回、音響機器を手掛けるヤマハと、オフィス什器を手掛けるイナバ、そしてZoomの販売元であるNECネッツエスアイの3社が共同でこの課題の解決に取組みました。

今回の検証は、オフィスフロアにビデオ会議システム利用するミーティング環境を2つ設置し、それぞれで音に関する3種類の検証を実施しました。

ミーティング環境

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検証内容

以下の1、2、3についてビデオ会議システムの利用者、ビデオ会議システム利用者の周囲で勤務するメンバー、それぞれの音の影響の違いを測定。

  1. 1.オープンなオフィス空間にテーブルと椅子を並べ、ビデオ会議システムを設置
  2. 2.1の周囲にパーティションを設置
  3. 3.2のパーティション上部に傾斜パネルを設置

検証構成

パーティション

イナバ製 YURT(ユルト)
吸音性能を高めた設計のローパーティション。
洗練されたデザインはフロアの開放感を損なうことなく、空間を多彩なスタイルに変容させます。

マイクスピーカー

ヤマハ製 YVC-200、CS-700AV

  • YVC-200
    1~4名程度の打ち合わせに最適なマイクスピーカー。ミーティングコーナーや自宅・外出先などあらゆる場所で利用可能。
  • CS-700AV
    ハドルルーム(4~6人程度の小さな会議室)に最適なカメラ付きマイクスピーカー。USBケーブル1本でPCと簡単に接続、机の上もすっきり。

オフィス

NECネッツエスアイ本社ビルの営業フロア

検証結果

1. ビデオ会議システムから周囲へ聞こえる音について

 

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(マイクスピーカーから3m離れた高さ1.2mに測定器を置き、複数の場所で測定した結果の平均。上に行くほど減衰が大きい。)

吸音効果のあるパーティションを使用することで、ビデオ会議システムの周辺で執務している方への音の影響が、話し声の大きさを感じやすい周波数500Hz~1kHz周辺で可動タイプで最大5dB程度(音圧で約40%)軽減、固定タイプで最大7dB程度(音圧で約50%以上)軽減されました。また、パーティション上部にYURT独自の傾斜パネルを取り付けると、周辺で執務している方への影響が最大で10dB近く(固定タイプ、音圧で約70%)軽減されることがわかりました。

2. 周囲からビデオ会議システムのマイクに入る音について

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パーティションから3m離れた高さ1.2mに音源を置き、複数の場所からの音を測定した結果の平均。上に行くほど減衰が大きい。)

ミーティングスペース周辺の音がビデオ会議システムのマイクに与える影響も、可動タイプ、固定タイプで最大5dB(音圧で約40%)程度軽減されるということがわかりました。

※今回の検証はNECネッツエスアイ本社ビルにおける測定結果であり、設置環境により音響効果は異なります。

 

今回の検証に協力いただいた企業の方たちのコメント

今回の共同検証では、オープンなオフィス空間におけるビデオ会議の音対策として「音」の専門家である弊社にお声掛けいただけたことを大変光栄に思います。
今後のオフィス環境を整えていくうえで、コミュニケーションの場が場所という制約を越え、更に広がることが期待できる検証結果を得られたのではないかと思います。
今後も空間音響に対する知識をさらに蓄え、オフィスが抱える「音の課題」の解決に導くご提案を続けてまいります。(ヤマハ 執行役員 音響事業本部 事業統括部長 大澤博史様)

働き方改革が喧伝される中、移動時間をミニマムにするテレワークは大変注目されています。改革すべきは、サテライトやホームオフィス側のみならず、「コミュニケーションと音の問題」を軸に、センターオフィス側の変革こそ喫緊の課題となっています。
正に時宜を得たこの度のお声掛けに対し、半世紀に渡る弊社のオフィス家具製造のノウハウを生かし、家具の視点から、音環境、コミュニケーション環境、インテリア環境、それぞれの最適化に尽力させて頂く所存です。(イナバインターナショナル株式会社 代表取締役社長 仁宮順一様)

今回、ヤマハ様、イナバ様と共に「オフィスの音対策」というまさに自分たちが直面している課題の解決に取組めたことは本当に感謝しております。
検証の結果として、マイクスピーカーの設置場所やパーティションの活用によって、これまでは対応が難しいと思われていた課題への解決策が明示できたことは、今後のビデオコミュニケーション導入をさらに加速させるものと考えています。(NECネッツエスアイ 取締役執行役員常務 企業ソリューション事業本部長 野田修)

 

注1:共創ワークソリューション Zoomは、Zoom Video Communications, Inc.が提供するビデオコラボレーションクラウドサービスです。詳細はこちらをご覧ください。

※:ZoomおよびZoom(ロゴ)は、Zoom Video Communications, Inc.の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
※:記載されている会社名、サービス名、商品名などは、各社の商標または登録商標です。

 

本件に関するお客様からの問い合わせ先

NECネッツエスアイ株式会社 エンパワードオフィス事業統括本部
電話:(03)6699-7502
E-Mail:si-cafe@dm.nesic.com

ヤマハ株式会社 SN事業推進部
国内営業グループ
電話:(03)5488-6676

イナバインターナショナル株式会社 ワークプレイス事業本部
第二営業部 北島 誉史
電話:(03)3461-1781